『曼荼羅』の絵って、なんか神秘的です。
『曼荼羅』は、仏教の世界観を仏様、神様、文字、文様等で表現している絵の事です。
丸い絵の中に仏様等の絵が描かれている事が多いのですが、宇宙永遠の真理を表していると言われています。
その曼荼羅の塗り絵があるのを知っていますか?
曼荼羅と言っても、大きな円の中に幾何学模様が描かれているのです。
幾何学模様のひとつ、ひとつを塗りつぶしていくのですが、特に、こう塗らなければならないといったルールがないので自由に塗る事が出来ます。
私は、一時、教室にも通っていた事がありましたが、その色合いは、人によって実に様々なのです。
塗り終わった曼荼羅の絵は、躍動感に満ちているものもあれば、聖なる静けさを感じさせるもの等、見ているだけで本当に面白いのです。
この曼荼羅ぬりえは、ただの塗り絵とは、ちょっと違うのです。
出来上がった曼荼羅の絵が、その絵を描いた人の心の状態を映し出しているのです。
私は、教室に通っている間、様々な曼荼羅の塗り絵を塗りましたが、どの曼荼羅も不思議と、どっしり構えているように見えるのです。
教室では、講師が特に出来上がった作品を見て評価する事はなかったのですが、そのかわり、教室に通っていた生徒さん同士で評価しあいます。
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人から見える自分から、自分が見えてくるた
教室の生徒さんは、私が描いた曼荼羅の絵を見て、度々、評価してくれました。
「なんか、落ち着きたいと言っているように見える」とか。
「静かな優しさを感じる」とか。
「何かが足かせになって動けなくなっているように見える」等、様々な評価をしてくれました。
評価のコメントを聞いて、ハッと気付かされたのです。
そして、それはまさに当時の自分の心の状態でした。
自分の心の声って、なかなか自分では、わかりにくいのです。
きっと日常生活の中で、心は私に『今は、こんな事しないで』等の訴えをしているのだと思います。
色々なサインやおこる出来事を通じて。
でも、だいたいは心の声だと気付かずに素通りしてしまいます。
そこで、自分は、本当はどう思っているのか、心の声を聞きたい時に曼荼羅の塗り絵を活用するのです。
曼荼羅の塗り絵に、何の色をおくのか、無意識のうちに、何となく直感で色を塗るので、心の状態が、絵に反映されやすいのだと思います。
曼荼羅の絵を塗り終えたら、なるべく率直な意見を言ってくれる友達に評価してもらいましょう。
後輩とか、自分に気を遣ってくれる相手または、自分を良く思っていない相手に評価してもらうのは、避けた方が良いと思います。
私的な感情が入らない相手…素直な意見を言ってくれる友達や子供でも良いと思います。
幸せになる為の道しるべ
『心の声を聞いてどうするの?』と思う人もいると思います。
世の中、ほとんどの人は自分の幸せは、自分が一番願っているものです。
なので、自分の奥底にある心は、幸せになる為の訴えを主張しているはずなのです。
色々な出来事や忙しさに振り回されていると、心の声等に気付きません。
今、どうしたらいいのか、自分の方向性で悩んだ時には、曼荼羅の塗り絵を通して、自分自身の状態を理解してみてはいかがでしょうか。