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おいでやす!五山の送り火でスピリチュアル


こんにちは。

今年の夏、花火やお祭りに行かれましたか?

各地域で行われる夏のイベントは、暑さをふきとばしてくれるような盛り上がりがあるので、夏バテを感じていてもつい出かけてしまいますよね。

でも今年の夏はいつもよりちょっぴりスピリチュアルなイベントにでかけませんか?

舞台は京都、五山の送り火です。

毎年8月中旬、お盆の時期に行われるイベントです。

イベントと言っても派手さはなく、どちらかというと静かなイベント。

御仏があの世にかえっていく、その魂を送るイベントなのです。

京都には文字の形にけずられた山が5つあります。

右大文字、舟形、妙法、鳥居、左大文字。

それぞれの5つの山(正確には『妙』と『法』はくっついているけれど別の山なので6つの山)は、お盆の送り日の日に点火され炎とともに文字形浮かび上がるのです。

送り火の双子山の法の字

この五山の送り火の起源については、いくつも諸説があるようではっきりした事はわかっていないようです。

浄土時本尊が火災にあった時に本尊の阿弥陀仏が光明を放った、その光明を型どったのが始まりとする説、室町時代、足利義政の命令により設計されたとする説等があるようです。

信仰心のあつい地域だからこそ、様々な諸説が存在するのかもしれません。

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送り火の炎は宇宙につながる

送り火の日の大文字

点火は一気にではなく、徐々に行われます。

その為、文字形は、ゆっくりゆっくりと、その完成形に向かって炎の文字が浮かびあがっていくのです。

その形をみつめていると、不思議な気持ちになるのです。

夜空の奥へと舞い上がる炎の光。

その先に広がる宇宙を想像すると、御仏も神様もまるで近くに感じられるのです。

白い紙

私は幼い頃に京都に住んでいたことがあります。

この五山の送り火が近づいてくると、毎年近くにある神社から人型の紙が配られるのです。

その人型の白い紙には、自分の生年月日と名前を書き、最後に思い切って息をふきかけるのです。

吹きかける息は、「ハッ!」と声に出す気持ちでお腹から息を吐き出すようにするのです。

いわゆる、こうする事でその人型の紙に魂を宿すのです。

そうして京都市中から集められたたくさんの人型の紙は、五山の送り火で燃やされます。

なので、五山の送り火で放つ炎の光には多くの魂がのせられ、その静かな迫力は神々しいのです。

たくさんの思い、魂のこもったオレンジ色の輝きが壮大な宇宙へと放たれ、空一面が巨大なパワーに包まれ、あたたかな気持ちになるのです。

まるで宇宙につながっているかのように。

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火の光で過去世を感じる

送り火のひとつの鳥居

さらに炎の火をじっと静かに見つめていると、何やら妙になつかしい気持ちになってきます。

これについては、またあらためてご紹介しますが、炎の火には人間の古くの記憶を呼び覚ます効果があるのではないかと感じています。

古くの記憶。。。それは、現世のことではなく過去世のこと。

ずっとずっとはるか昔のこと。

自分がどういう風に感じる人間だったのか、どんな人物だったのか、はっきり思い出せないけれど、ぼんやり全身で感じるのです。

過去世をおぼろげに感じると、心の奥で深いため息とともに安心感を感じている自分に気づくのです。

心の奥で安心している自分。。。きっとそれは誰の心にも存在すると言われるインナーチャイルドなのかもしれません。

自分の過去世に気づくこと、それはもしかしたら心から自分に向き合えることなのかもしれませんね。

日頃、忙しく自分の心の奥をかえりみることは難しいけれど、たまには必要なことなのだと思います。

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五山の送り火を見にいくのなら

送り火の舟形山

五山の送り火は、5つの山に浮かび上がる文字をいっぺんに見たいですよね。

実際、5つの山の送り火が一度に見れる京都駅近くの建物は、毎年人気があり、たくさんの観光客が押し寄せてくるようです。

でも、スピリチュアル的には、もっと近くで炎の光を見ることができる方がよいようです。

私のお気に入りは、左大文字さんです。

京都市内の町から、比較的近くで見れるポイントがいくつもあるのです。

西大路通りから北大路にかけての道を歩いていると、建物の間からはっきり見ることが出来ます。

そのあたりは、送り火の時間帯に観光客はほとんどいなく、ひっそりとしています。

でも、それが逆にスピリチュアルな環境的にはとてもよいのです。

今年の夏は、京都に行きませんか。

京都の五山の送り火で、本来の自分をとりもどしましょうよ。


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